とりずんだノート

の日記帳

吉田修一「犯罪小説集」
まだ全然読み切ってないどころか今「青田Y字路」を読み終えた所なのだが、たまらなくて書きにきちゃった

文がうますぎるし最後のシーンで涙が 出て…
ウウ!!!!!情景の浮き出し方が上手だ……途中の急ぐ男の懐中電灯が遥か遠くで交差する、みたいな文とかハッとする……
すごいな だらだら書き連ねなくても心理を最低限に切り出してあとは田舎ののどかなのに窮屈な景色を文で映すことでこんな綺麗に話がまとまるんだなあ…
二度目の失踪が起きてからの"呑まれていく"描写が良い 緩急…
余所者が居場所を作れない土地に投げられた愛華ちゃんの事件という一石 波立つ不穏を消せずにどこか緊張しながら生きてきた住人たち…

随所で出てくる息苦しさを飲み込んだ上での最後の愛華ちゃんと豪士のシーン 辛い


一発目からかまされた!!!いや面白いし文章のクセが自分に合ってるし憧れる
またタイミング見て読み進めよ…

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