とりずんだノート

の日記帳

SONOKUNIはクリアしてました!!!(事後報告)

8割スローしながらクリアしてたのでアクション部分を十全に評価は出来ないのだが(ラスボス、あれ等速でやったら多分キレる)
ストーリーやビジュアルだけ見てもプレイできて良かった…良いゲームだった!!!

SONOKUNIは「その国」であり、国籍を問わず誰の心にもある「いつかどこかの国」であり、引き継がれる魂であり…ってラストの持って行き方が自分に刺さった
アイデンティティは生きていく中で獲得するんだよね 当たり前ではあるんだけど ルーツへの固執はともすれば差別に繋がるのはよくよく分かっているのだけれど、それでも自身のルーツに対する誇りを否定しないお話が好きだな…
普遍的なお話でとてもじーんと来たし、スサノヲとツクヨミとタケルの短いやりとりの中にも刺さるものがあった(途中のスサノヲの怒りや提起も良ければ、ツクヨミの「かたちだけになった文化に、祈りに意味はありません」がとても好きな台詞で…そう言った上で私はやり直す事しか出来ないし貴方を見届ける事しか出来ないとタケルに寄り添うのが良いですね…)
言葉を交わしワノクニ人を殺しながらもタケルの変化していくのも納得できたし、それでいて初期タケルの変化を拒み協調しようとする族長や弟を撥ねつける頑なさにも共感はあった

演出も弟の音楽とBGMのリンクやスサノヲと完全にシンクロした後の最後の"全てを跳ね返す"どうしようもなさやその上でのタケルの最後など ツボに入り涙腺にくるところが何箇所かあった

魂を引き継ぐという話であるならばポリゴンワノクニ人?の「記録」のくだりや、最後に記録という救いがある事がむしろ冗長であると感じたほどに、短いボリュームの中にテーマが過不足なく描かれていたように思う

いやーしかし背景ビジュアルが本当に天才です 記憶に残る一作……

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