とりずんだノート

の日記帳

作業の傍らパプリカを視聴していた
今敏監督の作品は千年女優と東京ゴッドファーザーズだけ観た事ある。(パーフェクトブルー観たい…)

抑圧した自分の心を夢と現実の混ざり合う中で拾い上げていく普遍的なテーマのストーリーラインと、人形達が練り歩き世界が歪む特異な映像美が画面に広がるエンタメ感と狂気表現のバランスが面白かった。
全部を読解出来たわけではないが、全部を読解できなくても大筋はシンプルなので置いてけぼりにはならなかったな。
夢と現実の境が曖昧になっていく中で、おかしい事、疑問な事が起こっても「そうなるのならそうなんだろう」と納得させられる世界設定の勝利みたいな所はある。
前知識はパプリカのビジュアルしか知らなかったから中の人の敦子さんが美人すぎたの不意打ちでした。いいなー。
時田と敦子さん…いいね…敦子さん天才同士認め合ってるからなのか気心知れてるからなのかやたら時田気にするな…と観ながら思ってたらマジで敦子さんが時田の事好きなんか!とハッキリ明かされて ちょっと…萌えた…二人に…

もちろん刑事さんのエピソードも良かったな…夢を諦めても違う形で同じ夢を追ったんだな刑事さんは…。

ガラスにおさないさんの血まみれの手形がベチャ!と付くけど敦子さんと所長が気付いてないシーンが一番怖かった。
あと序盤の突然意味不明な事を語って飛び降りる所長と終盤の笑顔でリーマンがドミノ落下するシーンも印象に残る。自分で意図しない飛び降り自殺って怖い。

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