とりずんだノート

の日記帳

プレ・スワンソング
https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/s...

Twitterにも何度も貼ったものだけど、クリスマスが近付くとこれを読みたくなる…大好きすぎて…

前日譚の主人公として「プロローグで、見ず知らずの通りがかった誰か(本編主人公)に自閉症の妹を託す瀕死の姉」をピックアップするセンス自体が並大抵のものじゃないのに、あろえに対する鬱屈、苛立ち、愛情…やりきれなさや不安やそれでも日常を続けようと踏ん張る姉の心情が描かれていて、読み直す度に胸が締め付けられる

2023年現在なら自閉症への描写の仕方はもうちょっと変えていたのかもな(当時ならではなのかもな)という思いと、この偏見や誤認識も入り混じった心情描写が当事者家族としてのリアリティある肉付けになってるんだよな…という思いとある

そしてそんなことより何より、後半の心のくだりが「だからこそ」とノーマルエンドの司の独白に繋がるのが前日譚・作品テーマを補強するエピソードとして、本当に美しいんだよな

Swan song 大好きだ
唯一、義妹と義妹周りのエピソードはエロゲ的でちょっと浮いてると思ってしまってノレないけど

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