とりずんだノート

の日記帳

ガンダムSEED FREEDOM観た!フリーダム…
(種無印も種運命も放映当時DVDを借りて一気見して以来再視聴してないからほぼ初見)

身内が観てるから…出かけたついでに…みたいな消極的な動機だったけど、観てみたら予想してた以上に面白かった!



劇場尺のシナリオフォーマットの中でテンポよくキャラを動かしてMSバトルもかっこよくてで、予想していた以上にエンタメに強く振っていて驚いたし、ガンダムというブランドのパワーを感じた。思い入れなくても(ないから解釈違い起こしていない可能性もあるが…)一作品として2時間面白く観れる地力があった。全体的にテンポ良かったから、「そんなご都合強化あるかよ!?」も「でもそのおかげでおもろいからよし!」で全部押し通せる勢いがあった。(ファンタジーを押し通す勢いって、エンタメで必要なものだからホント…!)
もうちょっと続編続編してるものだと思ってたから、自分のようなCEの情勢覚えてないマンでも楽しめるキャラ描写とバトルの割り切り方はありがたかった。

劇場版の新キャラが各々必要な役割をこなしていていた。艦長とかあれ?原作にいましたよね?って感じだった。好き。
早口メカニックのやつ、あんなん好きですよ!

平井さんのデザインが種・種無印よりアクが強くなってるのは映像で見ていてもちょっともったいないと感じてしまったな…リップ強調は割と好きだが目と鼻の描き方は種無印ぐらいが好きだったかな。まあ自分の好みから外れているというだけなので好きな人はいるんだろうと思う。
反面、佐橋さんの劇伴がめっちゃかっけえ〜!!バトルシーンが面白かったの、ハチャメチャインフレバトルもあるけどBGMの力もでかい。劇伴だけでなくボーカル曲の使い方も上手く決めてたな。掴みはバッチリだしミーティアはミーティアだった。
声優も皆若々しい演技頑張ってて正直すげー!ってなった。保志さんとか声質好きなんだけどP5の明智の時点で10代の役はきつそうだな…と感じていたから(その上で明智の演技は好き)今回聞いてて違和感のない熱演だったのは流石だ…。

宇宙に出てからのバトルがスーパーロボット顔負けのハチャメチャ景気良い戦闘ばっかりで笑ってしまったし面白かった!旧機体も新機体も見せ場作っててプラモ販促の手腕も光っている。いやどの機体もかっこよかったよマジで!
ケレン味溢れるMSバトルは観てて飽きなかった(ズゴッグのかっこいいポーズと分身!とミーティア全ロックオンのあたり、大分ノってて良かった)SEEDの赤白ビームやっぱりカッコいいなー。

ギャグの間を取ってないに笑わせてくるのずるい
TV本編シリーズを踏まえた、(こいつこういうことするよな…)とか(あーこの感じがSEEDだな…)みたいな納得感もあって合間合間の小ネタにクスッときた。
シンのジャスティスだから負けたんだ!!デスティニーなら!!(意訳)が一番ツボにきたかもしれん。
アスランは大分…面白いですね(やわらかい表現)各々メインキャラの中で立場やしがらみから解き放たれている唯一のキャラだから親友を気にかけられるぐらい芯が安定してるし美味しいところ取りでマジでこいつ…(本音)
殴り合いの所すごく良いシーンなんだけど…なんだけど…!感がすごい。アスラン、劇場版の部分だけなら全然…正論しか言ってないし、キラの支えになっては…いるんだけど…お前…!

リアルタイム視聴時私が若かったのもありメインキャラの誰も好きじゃなかったけど、(おかっぱでかつ分かりやすい性格のイザークは唯一好きだった。あと見た目とポジションでレイも好みだった…)今本編見直せば彼らの正義や青臭さは物語のテーマとしてポジティブに受け入れられそうな気がするなぁ。
特に守る為に無理をして背負いこんで苦悩してるキラは、今の自分なら色々ダブる所があり(何に?)(……)結構好きになれるんじゃないかな…という気がしている。

あんまりストーリーの話してないな!すみません!まあ本編ほぼ覚えてない人がストーリー語っても…でもあるから。
他者の理解と許しに広義であれ狭義であれ愛が必要なのは本当にそう。

本編見直したいなーと思える良い映画だった。観れて良かった!畳む


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